社長取材企画

英名が「パタゴニアのノウサギ」!?
でもうさぎさんではない「マーラ」!

「マーラ」という
動物を知っていますか?

座っている姿を見たら、
ぱっと見うさぎさんの仲間かな?
と思えるような見た目をしています。

マーラ
うさぎさんに似た見た目から、英名ではPatagonian Hare(パタゴニアのノウサギ)とも呼ばれることがあります。だがしかし!実はカピバラやモルモットと同じ仲間なのです!
今回は「マーラ」を観察する為に宮崎県の「宮崎市フェニックス自然動物園」へ行ってきました♪ 動物園では関さんと外村さんにお話を伺い、後日マーラの飼育担当である金川さんに詳しい情報を教えていただきました!
宮﨑市フェニックス自然動物園
●マーラの基本情報
分類:齧歯目テンジクネズミ科マーラ属
生息地:南アメリカ南部パタゴニアの草原や林
ご飯:野生下では草や木の実。
動物園では生牧草や乾燥牧草、草食動物用ペレット、さつまいも、木の枝・葉。
●見た目
マーラの見た目
マーラは「パンパ」と呼ばれる広大な草原地帯に住みます。
身を隠す場所が無いことから身を守る為に、天敵の感知が重要となります。
●マーラの生態と行動
マーラの生態やマーラならではの行動について一部ご紹介します。
マーラ
穴掘り大好き!
巣穴で休息をとることから、自分で穴を掘るか他の動物が掘った穴を利用します。
動物園でも穴掘りができるように地面は砂にしています。
あまりにも掘りすぎる為、埋めるのは大変とのこと。笑
珍しい一夫一妻制!
哺乳類では珍しい一夫一妻制で、基本的にはペアで一生を添い遂げるとされています。
子育てはメスが行い、その間オスは見張りに徹します。
食事も片方が食べているときは、もう片方が見張り役となる。
「ペア」という最強タッグによる連携プレーですね☆
謎行動「垂直ピョンピョン」!
手足をピンと伸ばした状態で垂直にピョンピョン跳ねる!
しかしその理由はわからないとのこと…。笑
●実は数は減っている?
マーラは、うさぎさんと類似点が多い動物。
食べ物やマーラが生活するのに適した環境はうさぎさんと類似します。
そのためマーラの野生個体は、人が持ち込んだヨーロッパノウサギと食べ物や生活場所において競合が起きているとのことです。これは野生個体の数が減少している一因とも考えられています…。

もともと生息しない動物を野生に放つのは、例え草食動物であってもしてはいけません!
一度家族としてお迎えした動物さんは、亡くなるまで大切な家族として生涯を共にしましょう。
●マーラの仰天話
最後に面白いお話を聞きましたので、皆様にもこっそり共有しちゃいます。

実は長い脚は跳躍にも活躍します!
喧嘩しないようマーラの展示スペースに仕切り板を立てていたが、1mくらいはあっさり飛び越えてしまったとのことです。その後あわてて仕切り版の高さを追加したという仰天話でした。笑
●最後に一言
今回は、マーラについての記事を読んでみていかがでしたか?
全国の動物園で比較的飼育されている動物なので、今後訪れた際にはぜひジーっと観察してみてくださいね!
マーラ マーラ
【宮崎市フェニックス自然動物園】
取材にご協力いただき、ありがとうございました!
ぜひマーラを見に宮崎市フェニックス自然動物園へ遊びにいってみてくださいね♪